FC2ブログ

LOUD PARK 12 備忘録 その2

 前回のつづき。

 サブアリーナでのNAGLFARのライヴを観終わって、メインアリーナに戻るとHALESTORMのライヴは既に終わっており、ブラジルのパワーメタルバンドHIBRIAのライヴが始まっていた。HALESTORMは2010年のラウパーで観ていたのだが、一緒に来た友人に今回の感想を訊くと「スゲエよかった!」とのこと。しかも、SKID ROWのカヴァー「Slave To The Grind」でセバスチャン・バックが飛び入りしたという。あー、観たかったな~。2ステージ制のときは2つとも同じアリーナに併設したステージ構成だったので、とりあえず全バンドが観られるシステムだったが、今回は3ステージで、内ひとつは別のアリーナでのライヴであるから、どうしても観られないバンドが出てくる。これがなかなか悩ましい。観られなかったのは残念だが、この悩ましさもフェスの醍醐味といったところか。
 
loudpark1215.jpg loudpark1216.jpg
loudpark1217.jpg loudpark1218.jpg
 ラウパー2度目の出演となるHIBRIAのライヴを観るのは初めてだが、なんというか正統派。ブラジルのパワーメタルは、どことなくドイツの雰囲気を髣髴とさせる。ANGRAがHELLOWEEN・GAMMA RAY的ならば、HIBRIAはHEAVEN'S GATE的といったところか?でもHEAVEN'S GATEと違って、ライヴの演奏もしっかりしてるし、なによりヴォーカルのアクションが派手でそこら中走り回っているのに(フロアに降りて来るだけならまだしも、隣のステージのあるフロアまで走って観客を煽っていた)、全然声がぶれない。スキンヘッドに半パンというPANTERAのフィル・アンセルモを意識したようなルックスだが、歌い方は全然違う、ハイトーン主体の正統派メタル型。しかし、途中で聞き覚えのあるリフが聴こえてくる。なんと、PANTERAの「Cowboys From Hell」である。しかし、歌い方は全然変えない。カヴァーといえどもコピーではなく、あくまで自分のスタイルを貫くということであろう。最後にはサッカー日本代表のユニフォームを着てラスト曲を演奏。サッカー王国ブラジルのバンドらしいところを見せた。マックス・カヴァレラだったら、日本でのライヴだろうが、ブラジルのユニフォームを構わず着ていただろうけど。

HIBRIA 「Tiger Punch」

※ラストに日本代表のユニフォームを着て演奏した、おれでも知ってる彼らの代表曲。

 HIBRIAを観ている途中、友人が「OUTRAGEを観たいけど、DRAGONFORCEも最初から観たい。どうしよう?」と言って来たので、「DRAGONFORCEが時間通りに始まっても、20分くらいは観られますよ」と答えると、「じゃあ、それまでOUTRAGE観てくる」と言って、サブアリーナに向かっていった。その間、おれはHIBRIAを観戦し、彼の手荷物を預かる。HIBRIAのライヴが終わってDRAGONFORCEのスタッフが隣のステージで準備をしていると、友人がメインアリーナに戻ってきた。おれはそこで入れ替わるように、OUTRAGEを観にサブアリーナに向かう。やはり日本代表の彼らを観ておかないと。

loudpark1219.jpg loudpark1220.jpg
loudpark1221.jpg loudpark1222.jpg
 「洋高邦低」であることがとかく言われがちな日本のメタル業界であるが、なかなかどうして、OUTRAGEのステージの前には人・人・人……。やはり、ジャパニーズ・スラッシュの最古参、OUTRAGEの人気は凄まじい。大怪我、堅気になるために脱退、そして復帰、という長いバンド史の中でも数奇な運命を辿ったヴォーカリストの橋本さんだが、その歴史を体現するような貫禄のパフォーマンス。ルックスも、北野武監督の映画「アウトレイジ」に出ていても全く違和感のないコワモテぶりで、威圧感のあるオーラを発散していた。「この後のバンド観るために(体力を)温存してるんじゃないんだろうな!?」と喝を入れると、フロアーも負けじとあちこちでモッシュが起こる。途中から入ってきたおれは圧倒されっぱなしであった。ベースの安井さんとドラムの丹下さんは相変わらずのメタラーっぷりで、黒い長髪を振り乱しながら演奏。その中でもギターの阿部さんの落ち着きぶりは、またジャパニーズメタル界の重鎮としての威厳を見せ付けているかのようであった。
 OUTRAGE 「My Final Day」

※この日もこの曲で〆!

loudpark1223.jpg loudpark1224.jpg
loudpark1225.jpg loudpark1226.jpg
 またサブアリーナからメインアリーナへ戻ってくる。メインアリーナの扉をくぐると、通路にまで人がびっしり。DRAGONFORCEの人気の高さを実感させられる。ステージへ目を向けると、やはり目を引くのはギタリストのハーマン・リだ。とにかく、「いい表情」をしてくれる顔でギターを弾くタイプの彼は、「ハーマンはイケメン」という愛称に相応しく、イケている表情を見せてくれた。それにしてもこのバンドの演奏力の向上は眼を見張るものがある。勿論、スタジオ盤では最初から素晴しかったのだが、ことライヴとなるとヘッポコになるという、典型的なライヴ下手バンドの代表格であったが、近年のライヴレポートなどを見ると「最近のドラフォはライヴも巧い」と評判になっていた。スタジオ版との落差を楽しんでいたファンからは「巧くなって残念」という冗談を飛ばされるほどであり、非常に彼らのステージを楽しみにしていたのだが、噂に違わず素晴らしい演奏となっていた。ヴォーカルのZP・サートが脱退してしまい一時期バンドの将来が危ぶまれていたが、後任のマーク・ハドソンがその穴を埋めるどころか、ライヴでイマイチだったZPを遥かに上回るパフォーマンスを見せつけ、バンドもそれに伴って、演奏が安定しながらも、相変わらずのステージ全体を駆け巡る落ち着きのないアクションも健在という、「ライヴバンド」に成長していた。客席の盛り上がりも半端なく、代表曲の「Through The Fire and Flames」ではウォール・オブ・デスまで起きるという熱狂ぶり。この日のベストアクトに彼らを挙げた人も多いのではなかろうか?と思わずにはいられないほどの充実したステージであった。おれのデジカメのデータにも、やたらハーマンの画像が残っていた。
loudpark1227.jpg

loudpark1228.jpg
 DRAGONFORCE 「Seasons」

※マーク・ハドソン加入後のナンバー。OUTRAGEのステージの後に移動し、この曲の演奏中からライヴを観た。

次回に続く。


ストレンジ・ケイスストレンジ・ケイス
(2012/04/11)
ヘイルストーム

商品詳細を見る

※日本盤のみ「Slave To The Grind」他、レディ・ガガの「Bad Romance」等のカヴァー曲を5曲追加収録。


ブラインド・ライドブラインド・ライド
(2011/01/26)
ヒブリア

商品詳細を見る



ディスカヴァリー・ボックス(DVD付)ディスカヴァリー・ボックス(DVD付)
(2010/08/25)
アウトレイジ

商品詳細を見る

※OUTRAGEのインディ時代を含む初期の集大成BOX。


ザ・パワー・ウィズインザ・パワー・ウィズイン
(2012/04/11)
ドラゴンフォース

商品詳細を見る

スポンサーサイト



プロフィール

でー

Author:でー
メタルとか他いろいろなことを
法螺や誇張を交えてつらつらと

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR